高音の弱い音での響かせ方 ポジティブなイメージを持って

フュルステナウのエチュード音の花束の20番は

高音の弱い音で始まります。

この高音

録音を聴いて振り返ると

とりあえず出しました

みたいな中身のない音に聴こえます。

高音でピアノが楽譜に書いてあるのをみると

条件反射で体が硬くなってしまっていました。

音量を小さく吹かないといけない

という気持ちからだと思います。

〇〇しないといけない

っていう気持ちはすごくネガティブですよね。

〇〇しないといけないではなくて

〇〇したい

という前向きな気持ちの方がいいのかもしれません。

そもそも

ピアノって書いてあるから小さく吹く

という発想がとても受け身ですよ。

なぜピアノって書かれているのだろう?

どういう表現で演奏して欲しくてピアノって書いたんだろう

楽譜に書いてることをもっと深く自分なりに考えていけたら

「小さく吹かないといけない」

そんな単純な考え方は出来なくなります。

小さく吹かないといけない

ではなくて

表現したい

という考え方になるまで

もっともっと深く楽譜と向き合います。


24のエチュード作品125 音の花束20番/フュルステナウ