アンサンブルをやっていると合わせることに集中します。
みんなでやっている事なので
当たりまえのことです。
「よし、合わせてやるぞ」
と、プラス思考で合わせている時は
良いのですが、
「私のせいでずれたらどうしよう」
と消極的に合わせるようになると
音の立ち上がりがもやっとしたり
音色がもやっとして
音楽に方向性がなくなって。
クーラウのグランドカルテットの
4楽章の録音を聴いて
そんなことを感じました。
伴奏の八分音符が
こそっと逃げるように消極的で
旋律と音楽が乖離しているような気がします。
アンサンブルの曲を吹くときは
「逃げずに合わせる」
を意識しながら演奏してみます。
グランドカルテットOp.103 4楽章/クーラウ