縦の線がズレる原因に
テンポが揃わない
ことがあります。
クーラウのフルートトリオの録音の冒頭ですが
共有しているテンポは同じはずなのに
曲が盛り上がったりする時や
緊張感がある場所で
テンポがずれやすい。
あまりメトロノームの数字ばかり意識しすぎると
かえってテンポが、ずれやすくなる場面も多いと感じます。
ritの時とかは「この音から優しい感じ」とか
「この音から柔らかくなる」など
なんとなく遅くしていくのではなく
具体的な音を探して
音楽の表現を揃える。
そして、フレーズの盛り上がる所を確認して、テンポの揺れも共有する。
メトロノームでテンポを確認するけど
ずっとメトロノームのテンポで演奏している訳ではないので
フレーズが盛り上がってくる所や
音階や分散和音で駆け上がっていく所
などテンポが揺れそうな所は
あらかじめ確認しておくと
縦の線も揃いやすいのかな。
色々と実験してみよう。
クーラウ:フルートトリオOp.13 No.2-1