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アンダンテとスケルツォ/ガンヌ フレンチコンポーザーズ

随分時間のかかったガンヌのアンダンテとスケルツォ

アンダンテ

アンダンテは「お洒落に吹く」を目指しました。そもそもお洒落ってなに?
一説には、「曝れる(しゃれる)」、つまり「曝される(さらされる)」の意味で、曝されて余分なものがなくなったということからという(wikipediaより)

余分なものがなくなった

そうシンプルイズベスト

なぜシンプルに聴こえないか?録音を聴いて思う事は、ヴィブラートがシンプルじゃない、音の立ち上がりが素直じゃない、トリルにバラつきがある。こういうところは聴いてて違和感を覚える。シンプルに演奏するって難しい。特にヴィブラートは気をつけないと演歌のコブシに聴こえやすいのかな

スケルツォ

スケルツォは111小節目からの6小節が鬼門でやればやるほど出来なくなるよ。出来なくなるたびに何度も「落ち着いて」と自分に言い聞かせながら練習して録音しての繰り返しでした。

この曲を通して色んな事を勉強させて頂きました。そして燃え尽きました。

アンダンテとスケルツォ/ガンヌ 

アンダンテとスケルツォ ピアノ伴奏

 


作曲家ガンヌについて

今練習しているアンダンテとスケルツォのガンヌはフランスの作曲家だそうで、歌劇場の指揮やオペラを作曲していたみたい。

1862年生まれ。1862年は日本でいうと文久2年江戸時代末期でこの年には寺田屋事件がありました。アメリカではリンカーンが奴隷解放宣言をした年。

音楽史の分類でいうとロマン派後期から近代音楽。ガンヌと同時期に活躍した作曲家にはガンヌと同じ年のドビュッシーがいます。

他にはピエルネ、リヒャルトシュトラウス、シベリウス、サティなどいます。

ガンヌはパリ音楽院でセザール・フランクとジュール・マスネに師事しています。フランクはフルートでもよく演奏される「ヴァイオリンソナタイ長調」が有名で、マスネはフルートの名曲「タイスの瞑想曲」の作曲者です。

アンダンテとスケルツォはスケルツォの見せ場(勝手にそう呼んでいますが)のメロディーと伴奏をフルート一本でやるところで苦戦しています。ピアノ伴奏作りはアンダンテの部分は終わって今日はスケルツォを打ち込んでいきます。

綺麗で華やかな曲なのでがんばろう

ガンヌのアンダンテとスケルツォが収録されているCDです。フルートはディータ・フルーリー

近代フルート作品集

 

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