神戸国際フルートコンクール #3

第9回神戸国際フルートコンクールの第2次予選の課題曲は1の中から1曲選択と2の中から1曲を選択です。



a) C.P.E.バッハ : ソナタ D-dur Wq 83
b) C.P.E.バッハ : ソナタ G-dur Wq 86
c) M.ブラヴェ : ソナタ Op.2 No.2 “La Vibray”(ヴィブレ)
d) M.ブラヴェ : ソナタ Op.2 No.4 “La Lumague”(リュマグ)


a) J.アンデルセン : バラードと空気の精の踊り Op.5
b) H.ビュッセル : アンダルシア Op.86
c) A.ジョリベ : リノスの歌
d) F.マルタン : バラード (1939)
e) R.ムチンスキー : モーメンツ Op.47

1の作品はC.P.E.バッハ 1714年生まれ、M.ブラヴェは1700年生まれなので後期バロックの作品と
2はロマン派から近代までの作品の演奏です。
同じフルートでも時代様式による音やフレージングの変化が聴いていて楽しかったです。


第2次予選5月29日感想

・エヴァ・サヴァドスさんの時代様式によっての変化が聴いていて飽きません。

・ホン・チェンチュンさんリノスの歌素晴らしい

・秋元万由子さん1次の時も感じましたが、フルートにとって無理のない響かせ方で音が綺麗なだけではなく激しいフレーズのパンチ力もすごいです。

・エレーヌ・ブルゲさん
フレーズの歌い方がスタイリッシュでいて変化に富んだ演奏が好きです。

・バロック作品を前半に演奏する方が多かったのですがコンソラーテさんはリノスの歌からの演奏でした。この演奏順は聴いていて心地よかったです。

・ミハイル・コヴォスチコヴさんは安定感のある音楽と技術で素晴らしかったです。


第2次予選5月30日感想
・アンナ・コンドラシナさんの音色の変化は聴いていて飽きませんでした。

・ハン・ヨジンさんのコントロールされたフルート本当に素晴らしいです。

・ヴィルジル・アラゴさんのシンプルでいて音楽的なフルートが割と好みです。

・ステラ・イグロッソさんの繊細な音楽表現が聴いていて飽きませんでした。

音楽様式を意識してフルートを吹くことは大事な事だと思っていました。
だけど音楽様式にとらわれ過ぎて音楽がなくなってしまうと良くないのだと感じました。

コンクールのライブストリーミングを聴いているとCDを聴くのと違う面白さがあって勉強になります。


神戸国際フルートコンクール #1

神戸国際フルートコンクール #2